私たち環境科学専攻・持続環境学専攻は、理系・文系の枠を超え、「環境」に関する自然・人文・社会科学的思考力と解決能力を備えた人材を育成しています。 

 


沿革

 1977年, 日本各地で公害問題が深刻だった頃, 日本最初の環境系専門大学院が, 筑波大学に設置されました。それが, 私たちの前身である「環境科学研究科」です。それは博士前期課程(修士課程)のみの大学院でしたが, 2008年に発展的に改組され, 現在の形に生まれ変わりました。その結果, 博士前期課程(修士課程)が「環境科学専攻」となっただけでなく, それまで無かった博士後期課程が「持続環境学専攻」という名で新たに設置されました。
 私たちは, 前身創設以来の約40年間, ローカルとグローバルの両方の舞台で活躍できる実務専門家を育成するために, 挑戦的な取り組みを続けています。いくつか例をお示ししましょう:
 2009年度に, 私たちは「環境ディプロマティックリーダー育成拠点(EDL)」を提案し, 科学技術振興機構の戦略的環境リーダー育成拠点形成事業に選ばれ, 2013年まで実施しました。学長直轄のステアリングコミティーのもと, 筑波学園都市とのローカルな連携の中で, 多くの留学生と日本人学生がともに学ぶ場を創り上げ, その成果は科学技術振興機構の総合評価S(最高評価)を獲得しました。
 EDLは終了しましたが, そこで作り上げた仕組みは, SUSTEP(Sustainability Science, Technology and Policy)というプログラムとして, 我々の教育体制の中に組み込まれ, 発展を続けています。


特色1: 多様な教員

 教員リストを見て下さい! 自然科学・工学・農学・社会科学・人文科学, そして医学まで, 極めて多様な分野の教員が揃っています。このような分野融合型のスタッフ構成は, 創設以来の我々の伝統です。この間口の広い多様な専門家集団が、有機的に協力しながら教育と研究を進めているのです。これらの教員の多くは, 環境科学専攻と持続環境学専攻の両方を担当しています。

特色2: 学際性

 多様な教員が結集し, 「環境」に関わる幅広い知識を修得することが可能なカリキュラムを提供しています。環境科学専攻(博士前期課程)では、必修科目である環境科学実習をはじめ、環境のメカニズムに関する講義と問題解決方策を探求する現場実習を有機的に結びつけて学ぶことができます。持続環境学専攻(博士課程後期)では、研究室の垣根を超えて進行中の研究テーマを発表し研究アイデアを発展させる授業や、学外での合同研修授業を設けています。

特色3: 特別プログラム

 学際というと, 散漫になりがちな危険もありますが, 我々は, 正規の授業カリキュラムと並行して, 複数の特別プログラムを実施しています。これによって, 学生は一貫したテーマのもとに学び, 実務的なスキルや経験を得ることが可能です。

特色4: 国際教育

 グローバル化に対応した国際教育も充実しています。環境問題解決のための最新・最適の技術・政策を修得するため、数多くの留学生が学んでいます。留学生は、中国、韓国、モンゴル、ベトナム、インドネシア、バングラデシュ、エジプト、チュニジアなど多様な文化社会的背景を持ちます。授業では、日本の公害経験や最新技術の適用可能性や海外事例研究を多く盛り込み、グローバルな視点を養う教育が提供されています。多くの外国人教員がいて, 多くの講義が英語で実施されており、英語のみで体系的カリキュラムを修了することが可能です。そのコアは, SUSTEPという特別プログラムです。

特色5: 公開性

 つくばを中心に地域社会における環境教育に貢献しています。また, 社会人の再教育を重視しており、多様な人材の育成に取り組んでいます。さらに、行政や国際機関などの専門家や研究者による講義や指導を通じて、現代的課題を教育研究の場に還元しています。


環境科学専攻(博士前期課程)

修士課程(学部卒業者対象; 2年間)です。筑波大学卒業生に限らず, 理系・文系を問わず, 大学卒業者に広く門戸を開いています。環境の実務専門家を育成しています。

カリキュラム
環境諸問題に関する科学的知識、論理的思考、実践力を必修・必修選択科目で修得し、高度な専門知識と調査研究遂行能力を専門選択科目で修得します。

もっと詳しく → 履修モデル カリキュラム 特別プログラム

研究指導
学生は専門分野に合った研究室に所属し、指導教員からゼミや現地調査、実験、解析などを通じて研究指導を受け、修士論文を作成します。国際学会発表や査読付き論文執筆なども積極的に支援しています。

もっと詳しく → 教員一覧 学位論文タイトル

進路
修了生は、公務員、環境関連企業、教員、NGO/NPOなど、様々な場面で活躍しています。また、持続環境学専攻(博士後期課程)に進学する学生も一定数います。

もっと詳しく → 修了後の進路(準備中)

 


持続環境学専攻(博士後期課程)

博士課程(修士課程修了者対象; 3年間)です。環境科学専攻修了者に限らず, 学内外の修士課程修了者に広く門戸を開いています。持続可能な社会形成のための科学、技術、政策に関する行動力あふれる研究者を育成しています。修士課程での研究をさらに深めたいという方や、これまでの経験を活かして新たな分野に挑戦したいという方も歓迎します。

カリキュラム
環境に関する幅広い視野を修得し, 専門家の卵どうしが連携するためのカリキュラムを用意しています。必修選択科目「持続環境学フォーラム」では、多様な学生どうしがディスカッションをする場や学外研修に参加する機会を提供しています。

もっと詳しく → 履修モデル カリキュラム 特別プログラム

研究指導
博士論文研究を通じて, 高度な専門家として主体的に研究を計画・遂行・発表する能力を養います。シンポジウム開催や旅費支援など、研究実施のための様々な支援が用意されています。

もっと詳しく → 教員一覧 学位論文タイトル

 進路
修了生は、研究者(大学・研究所)、公務員、環境関連企業など、様々な場面で活躍しています。

 もっと詳しく → 修了後の進路(準備中)

 


研究概要

研究室ごとの研究概要(一部)をスライドで紹介しています。

EnvSci-Summary_01 EnvSci-Summary_02 EnvSci-Summary_03 EnvSci-Summary_04
Microbial Processes and Carbon Cycle in the Ocean Nomura Laboratory: Biofilms and Cell-cell communication Bio-Resource Process Engineering Lab – Wastewater Treatment and Biomass Conservation Food Functionality Lab
EnvSci-Summary_05 EnvSci-Summary_06 EnvSci-Summary_07 EnvSci-Summary_08
Interdisciplinary Study on Environmental Transfer of
Radionuclides from the Fukushima Daiichi NPP Accident
Paleoclimate Modeling Environmental Remote Sensing Water and sediment dynamics in mountain watershed
EnvSci-Summary_09 EnvSci-Summary_10 EnvSci-Summary_11 Sugita
Interdisciplinary Study on Environmental Transfer of
Radionuclides from the Fukushima Daiichi NPP Accident
Paleoclimate Modeling Environmental Remote Sensing Sugita Lab
Shimada Kusaka Higano
Evolutionary Biochemistry Lab Urban Climate and Modeling Laboratory Socio-Environmental System Laboratory

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